『狼と香辛料』(電撃文庫)は、豊穣をつかさどる賢狼ホロと、行商人ロレンスの二人旅を描いたファンタジー小説。
 シリーズ第1作は第12回電撃小説大賞(銀賞)受賞作で、著者・支倉凍砂氏のデビュー作。中世ヨーロッパを思わせる都市を舞台としたファンタジーでありながら剣も魔法も登場しない世界設定や、賢狼ホロの独特な台詞まわしなどが評価され、話題を呼んだ。
2007年にはコミック化、2008年にはテレビアニメ化もされ、一躍人気作に。シリーズ累計120万部を突破するベストセラーとなった。

 今回ゲーム『狼と香辛料 ボクとホロの一年』では、オリジナルの新人行商人を主人公に設定。行商をしながらホロとの恋愛や故郷探しを楽しむ“恋愛&行商シミュレーション”として製作した。
 行商の楽しさを味わえる本格的な商売のシステムはもちろんのこと、ホロとの恋愛が楽しめる多数の会話イベントや、故郷探しのための謎解きなど、原作のエッセンスを盛り込んだ。
 ゲーム中のホロのグラフィックやイベントCGはテレビアニメのスタッフが担当。ホロ役・小清水亜美のボイスもふんだんに収録した。